「ページ上で視認性の高い動画は検出されませんでした」の解決方法

「ページ上で視認性の高い動画は検出されませんでした」はサーチコンソールで左側メニューの

動画ページ
↓
動画ページのインデックス登録

を表示した時に

インデックス登録された動画はありません

と警告をいわれる場合の理由として挙げられるものである．

サーチコンソールで「ページ内の動画がインデックス登録されない理由」が現れた

「動画のインデックス登録レポート」のページの「動画のインデックス登録の理由」の説明に理由が書かれている．

ページで URL 検査レポートのライブテストを使用して、スクリーンショットを確認し、Google が認識しているページを確認してください（ページの URL を検査し、[公開 URL をテスト] > [テスト済みのページを表示] > [スクリーンショット] をクリックします）。動画が初期の画面位置から外れている場合は、別のテスト方法を試す必要があります。

要は「初見で見えないぞ」と言われている．
上の説明通りにテストしてみる．

実際に見えていないのかを確認する

青い丸のURLをクリックすると右側にレイヤーが現れる．
その一番下にある赤い丸「検査」を押すとインデックス登録のページに遷移する．

右上の赤い丸の「公開URLをテスト」ボタンを押せば，その URL をテスト出来る．

赤い丸の「テスト済みのページを表示」を押す．

このスクリーンショットを見ると確かに表示されていない．
しかし，動画が下の方にある場合，これは仕方がないのだが，どこまでだと検出されるのか実験してみた．

少しでも動画が見えていれば問題ないのか？

先ほどの「ページ上で視認性の高い動画は検出されませんでした」と言われる動画を置いているページの動画を出来るだけ上方に移動してみた．
そして，もう一度「公開URLをテスト」してみると以下のように

「動画が検出されました」と表示されたので，これで様子を見ることにする．

(だが，実はこれではダメなことが後で判明する．)

構造化データを使って，Google に知らせる

ちなみに構造化データを使って動画を知らせることと視認性の高い動画が検出されることは違うものである．

だから視認性に関しては解決しないのであるが，一応，動画を構造化データを使って知らせることにする．
以下のような感じで構造化データを入れてみる．

<script type="application/ld+json">
  {
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "VideoObject",
  "name": "くらげの浮遊",
  "description": "水族館で撮影したクラゲ",
  "thumbnailUrl": [
  "https://www.rectus.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/11/kurage.jpg"
  ],
  "uploadDate": "2022-11-18T11:09:00+09:00",
  "duration": "PT04S",
  "embedUrl": "/wp/wp-content/uploads/2022/11/kurage.mp4"
  }
</script>

再度，サーチコンソールで URL を検査してみると，

「動画ページのインデックス登録」という項目が現れた．この時点ではまだインデックスされていない．

視認性が悪いと動画が検索結果に現れることはない

以下のように「動画がインデックス登録されていない理由」と言われているが，動画の構造化データは認識しているのが分かる．
だから，いくら「動画があるよ！」と言っても「視認性が悪い」と言われて，動画自体はインデックスされない，つまり検索結果に動画が表示されることはないのである．

少し見えるぐらいでは「視認性が悪い」は解決されなかった

結論から行くと，上記のように少し動画が見えているぐらいでは解決されなかった．
仕方がないので，もっと完全に見えるように場所を修正した．

上のスクリーンショットを見てもらえば分かるが完全に見えるようにしたら，ようやく「インデックス登録済みの動画」と言われるようになった．

「ライブテスト」のスクリーンショットでスクロールした時に完全に見えるように動画を配置しないと「ページ上で視認性の高い動画は検出されませんでした」という警告を止めることが出来ないことが分かった．

PageSpeed Insights 対策

PageSpeed Insights 対策の一覧．他の対策は以下を見てください．

• CLS (Cumulative Layout Shift) とは
• LCP (Largest Contentful Paint) とは
• FID (First Input Delay) とは
• Youtube での複数動画を埋め込みページの高速化
• オフスクリーン画像の遅延読み込み
• ウェブフォント読み込み中の全テキストの表示
• 次世代フォーマットでの画像の配信
• 第三者コードの影響を抑えてください
• 静的なアセットと効率的なキャッシュポリシーの配信
• FCP (First Contentful Paint) とは
• テキスト圧縮の有効化
• タップ ターゲットのサイズが適切に設定されていません
• 不適切なアスペクト比の画像が表示されています
• リンクはクロールできません
• 背景色と前景色には十分なコントラスト比がありません
• リンクに識別可能な名前が指定されていません
• 適切なサイズの画像
• 「INP の問題」の改善方法