「リンクはクロールできません」と言われた時
引き続き,新しいPageSpeed Insights 対策.
PageSpeed Insights で SEO という種別の中に「リンクはクロールできません」という文言が出てくるときがある.
「リンクはクロールできません」と指摘を受けた時
「クロール不可のリンク」として警告される.
クロール不可のリンクはクローラーが処理できるリンク形式というページにあげられているように何種類か存在する.具体的には A タグで
- href がそもそも存在していない,もしくは空
- href に javascript が書かれている
場合である.
弊社のサイトの場合,
- メニューの中のクリック出来ないドロップダウンさせるだけの href がない Aタグ
- パンくずリストで最後に当たる現在(カレント)のページをさすリンクには空の href を指定された Aタグ
- 目次の閉じるに使っていた href に javascript が使われていた A タグ
で指摘を受けた.
href には普通の URL を入れることにする
よく考えると事情があったとはいえ, href="" (空)とかそもそも href 属性が存在しない A タグはやはりおかしいし,href に javascript もおかしいのかなとも思う.
よって,変更することにした.
具体的には以下のように対策をすることにより,警告を消すことが出来た.
ドロップダウンのクリックさせないメニュー項目
これは A タグを SPAN タグに替えることによって一発で解決.
tabindex="0" は SPAN でも動作するようなのでキーボードでの操作も問題なかった.
パンくずリストの現在位置を示す URL
これは簡単だったので空にしていただけだったので,正しい自分の URL を入れることで解決.
現在の URL は PHP を使える場合, $_SERVER["REQUEST_URI"] にすると良い.
目次の「閉じる」が javascript
「【WordPress】目次を自動生成するには」ページでプラグインを使わない自動目次生成プログラムを紹介していたが,これは javascript と PHP を両方使っていた.
見出しに id を振るところと目次を開いたり,閉じたりするリンクの部分に javascript を使っていた.これが引っかかったのである.
仕方ないので目次の開閉はいつもの隠れチェックボックスを使った CSS のみでのタイプに変更した.
PageSpeed Insights 対策
PageSpeed Insights 対策の一覧.他の対策は以下を見てください.- CLS (Cumulative Layout Shift) とは
- LCP (Largest Contentful Paint) とは
- FID (First Input Delay) とは
- Youtube での複数動画を埋め込みページの高速化
- オフスクリーン画像の遅延読み込み
- ウェブフォント読み込み中の全テキストの表示
- 次世代フォーマットでの画像の配信
- 第三者コードの影響を抑えてください
- 静的なアセットと効率的なキャッシュポリシーの配信
- FCP (First Contentful Paint) とは
- テキスト圧縮の有効化
- タップ ターゲットのサイズが適切に設定されていません
- 不適切なアスペクト比の画像が表示されています
- 背景色と前景色には十分なコントラスト比がありません
- リンクに識別可能な名前が指定されていません
- 適切なサイズの画像
- ページ上で視認性の高い動画は検出されませんでした
- 「INP の問題」の改善方法
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