組み合わせで出来る「商品企画」
以前に「抽象化して具体化する」という記事を書いたが,商品・サービスを企画するときにもこれを応用することが出来る.
そもそも世の中にあるものはほとんどが組み合わせである.
抽象化と組み合わせは商品企画に使える
つまり,商品やサービス自体を抽象化したり,具体化したりして考えるとよい.
「ページ閲覧解析」サービスで考える
例えば弊社には「ページ閲覧解析」というサービスがある.
これはサイトを訪れた閲覧者が一つのページをどのようなデバイスで閲覧し,何秒でどこまでスクロールしたか,スクロールした後,何秒止まったかが確認できるツールである.
これは元々,ランディングページにバナーを上部から下部に渡って何個か置いていたが,どのバナーが押されているのか,そもそもスクロールしているのかを知りたいという欲求から開発したものだ.
つまり,ホームページの改良のためのサービスである.
「ページ閲覧解析」を抽象化したものが「ログ解析」
「ページ閲覧解析」の上位概念は「追跡」ツールであり,さらにその上の概念として「ログ解析」という概念がある.
通常の「ログ解析」では閲覧した人が「どこまで何秒でスクロールした」などという情報は見ることが出来ない.せいぜい,どのページを開いたのがいつで,その後,別のページに飛んだのがいつだったというぐらいである.
しかし,「ページ閲覧解析」まで含んだ「レクタスのアクセスログ解析」であれば,誰がどのページをどこまでスクロールしてどのくらい長い時間,その場所を見ていたかがわかる.
では,この「誰か」は特定できるのか?
これは問い合わせフォームに回答してもらったり,メール配信で URL をクリックしてもらうことにより,特定できるようになる.
そうすると,
「誰がどのページをどこまでスクロールしてどれくらい長い時間,どの場所をみていたかがわかる」
つまり,従来の「ログ解析」はホームページを改良するツールではあるが,営業に使えるツールではなかったのだが,営業に使えるツールへと変化する.
つまり,問い合わせフォームとログ解析(ページ閲覧機能を抽象化したもの)を併用することにより,新たに営業支援ツールが誕生する.
つまり,サービス同士の組み合わせによって新たな商品が誕生しているのだ.
ホームページの「ログ解析」というと Google アナリティクスなどが思い浮かぶだろう.
このツールでホームページの改良を行うにはスキルが必要だが,それでも改良することは可能だ.
しかし,アナリティクスが営業の役に立つことはほぼないだろう.
つまり,Google アナリティクスは営業支援ツールとは言えない.
一般的なログ解析ツールは営業支援ツールではないのである.
組み合わせにより,「ログ解析ツール」が「営業支援ツール」に変化する
しかし,弊社のログ解析ツールは確かにログを解析しているだけではあるが,ページ閲覧機能を備えたことで営業の手助けも出来るツールとなる.
弊社の「ログ解析」では営業を行うことが楽になる.
つまり,これは「ログ解析」が全く新しい「営業支援ツール」になったということだ.
従来,「アクセスログ解析」は営業支援ツールとは言えなかったが,弊社の「アクセスログ解析」は営業支援ツールといって差し支えない.
一般的な「営業支援システム」というのはお客様と企業の担当者とのコミュニケーション履歴を記録したり,商談を集計して問題点を明確にしていくシステムのことをいうが,コミュニケーションを円滑に行うための機能はもはや「営業支援システム」と呼んで差し支えない.MA(マーケティングオートメーション)とかいうこともあるが,これは営業支援システムである.表意文字である漢字を使えるのだから何も横文字でわかりにくくする必要はない.
ページ閲覧解析機能は営業支援システムとは言えないが,問い合わせフォームと組み合わせることにより,営業支援システムといって差し支えないシステムに格上げされる.
ただし,ページ閲覧解析機能が営業支援システムになると言っても一般的には分かりにくい.
そこで抽象化した概念である「ログ解析」が「営業支援システム」になると言う.
それの方が分かりやすいからだ.
なぜかというと全く聞いたことがない「ページ閲覧解析機能」より「ログ解析」の方が抽象化されて一般的だからである.
レクタスの「ログ解析」は「営業支援システム」である
そういったほうが理解してもらいやすい.
物事は抽象化したほうが知っている人が増えるからだ.
だから弊社の「アクセスログ解析」は「営業支援システム」でもあると言えば,ホームページにアクセスしたログを見ることにより,何か営業に活かせるんだなということが分かりやすくなる.
もちろん,大まかに分かってもらった上で具体化された「ページ閲覧解析」機能を説明して,しっかり理解してもらう必要はある.
ただ,最初に難しい説明をすると聞く気がなくなってしまうので,些細なことに見えるがこのような言葉遣いというのは非常に重要なことなのである.
「ログ解析」という外部サイトからのアクセスを増やして,ページを見られる数を増やして,サービスは引き合いを増やし,売上を増やすためのツールで,従来の営業とは全く無関係なツールであったが,「営業支援システム」というツールになったことでホームページ担当者だけでなく,営業にも非常に役に立つ別のサービスにもなっているのである.
つまり,まさに一石二鳥の非常にお得なツールである.
逆の見方もできる
今の話は「ログ解析」が「ページ閲覧」や「追跡」機能を組みわせると「営業支援」ツールになったという話だが,そもそも,どういう会社の誰がどのように見ているかが分かればそれは「ホームページ改良」にも当然使える.
とても強力なツールではあるが,あまり書くとネタばらしになってしまうのでやめておく.
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