【ChatGPT】失注しないコツを聞いてみた【GPT-3.5】
前回,
という記事で「質問の仕方が重要」と書いたが,wikipedia の ChatGPT で引用されていた東大の副学長の方が書かれていたページを読んでみると的確に指摘されていた.
ChatGPTを使いこなすには、相当の専門的な知識が必要であり、回答を批判的に確認し、適宜修正することが必要です。
まさにその通りで「教養や専門知識を有する人物が回答内容を批判的に分析し、上手に使いこなせば、定型的な業務の効率を格段に向上させることが可能でしょう。」はよく分かる.
そこで何を題材に試してみようかと思ったが,最近「失注」という言葉で検索されている人が多い.
そこで「失注しないコツ」を批判的に確認し,質問を重ねて「コツ」を教えてもらうことにした.
今回は OpenAI の方の ChatGPT を使わせてもらった.(ChatGPT Mar 23 Version)
ChatGPT に失注しない方法を質問しながら確認
まず大枠の質問をする
- 顧客ニーズの理解:顧客が何を求めているのか、どのような問題を抱えているのかを理解しましょう。顧客のニーズに合わせた提案をすることが重要です。
- 価格の明確化:価格が高すぎると競合他社に敗れることがありますが、低すぎると利益が出なくなってしまいます。適正な価格を提示し、明確に説明することが必要です。
- 品質の確保:製品の品質を確保することが重要です。品質の低い製品を提供すると、失注するだけでなく、信頼を失うことにもつながります。
- 納期の遵守:納期を守ることができないと、顧客からの信頼を失い、失注する原因になります。納期の確認や調整は事前に十分な時間をかけて行いましょう。
- アフターサービスの提供:製品の出荷後も、アフターサービスを提供することが大切です。問題が発生した場合には、素早く対応することで顧客からの信頼を得ることができます。
回答が箇条書きで書かれるので,絞って質問する
突っ込みどころが多数あっても,一旦無視して一つの話題に絞って質問する(突っ込む).
- 顧客と直接対話する:顧客と直接対話することで、顧客のニーズや要望を聞き出すことができます。顧客の仕事の内容や課題、製品やサービスに対する期待などを聞くことが重要です。
- アンケート調査を行う:アンケート調査を行うことで、顧客が抱える問題や要望を把握することができます。アンケートの作成には、顧客にとって重要な要素や質問事項を考慮し、わかりやすくまとめる必要があります。
- 競合他社を調査する:競合他社の商品やサービスを調査することで、市場の傾向や顧客の嗜好を知ることができます。また、競合他社との差別化ポイントを見出すこともできます。
- ソーシャルメディアを活用する:顧客がSNSやブログで発信する情報や、顧客が参加するコミュニティを活用することで、顧客の嗜好やニーズを知ることができます。
- データ分析を行う:過去の取引履歴や顧客の行動データを分析することで、顧客のニーズや行動パターンを把握することができます。CRMシステムやビッグデータ分析ツールを活用することが重要です。
以上の方法を組み合わせて顧客ニーズを理解することで、顧客が求めるものに合わせた提案を行うことができます。
そのまま「なるほど」と思わず批判的に確認する
失注しないコツを聞いているのだが,もう主題からは離れそうである.
そこで元の主題を質問に入れて引き戻す.
- 提案内容が不十分:相手が求めるものを正確に把握できていたとしても、提案内容が不十分だった場合には失注する可能性があります。提案内容を相手が理解しやすいように説明し、納得してもらえるようにすることが大切です。
- 競合他社に比べて価格が高い:商談相手が他社から同様の製品をより安く提供された場合には、提案内容が優れていても、価格が高すぎると失注する可能性があります。価格については、競合他社との比較を十分に行い、相手にとって妥当な価格設定を行うことが必要です。
- 相手との信頼関係が築けていない:商談相手との信頼関係が築けていない場合には、提案内容が優れていても失注する可能性があります。相手とのコミュニケーションを積極的に取り、誠実な態度で接することが必要です。
- 相手が既に他社と契約している:商談相手が既に他社と契約している場合には、提案内容が優れていても失注する可能性があります。商談前に相手が既に他社と契約していないかを確認することが必要です。
- 提案内容が相手のニーズに合わない:相手が求めるものを正確に把握していたとしても、提案内容が相手のニーズに合わない場合には失注する可能性があります。相手のニーズに合わせた提案を行うことが必要です。
以上のように、商談において失注する理由は様々であり、提案内容だけでなく、価格や信頼関係、相手のニーズに合わせた提案など、様々な要素が重要になってきます。
分からない場合はさらに質問を重ねる
ちょっとよく分からない部分があるので,もう少し質問してみる.
ただし、相手が求めるものが必ずしもニーズであるとは限りません。例えば、相手がある製品を必要としている場合でも、その製品が実際にはニーズを満たしていない可能性があります。そのため、相手が必要としているものを正確に把握し、そのニーズに合わせた提案をすることが重要です。
文章は矛盾しているが,どうもここで言っていることは潜在ニーズのことではないかと忖度してみる.
商談においては、相手が明確に把握している顕在ニーズだけでなく、潜在ニーズにも着目することが大切です。相手の状況やニーズを深く理解し、そのニーズに合わせた提案を行うことで、商談が成功する可能性が高まります。また、相手の潜在ニーズを引き出すために、適切な質問を行うことも重要です。
何となく,そんな感じかな?という回答が返ってきたが,やはり誘導しようとしてもこのような回答なので,こういう使い方は向いていないということがよく分かる.
しかし,実際にこういう記事を書いていて思うのは会話というのは一度に複数答えられてしまうと発散してしまうということ.
人間との会話では基本的に回答は一つになっていることに気づく.
最初の「何に気をつければよいのか?」と言われたときに人間の場合は複数の回答は普通はしない.一番大事なことを一つ言うのではないだろうか.
いきなり,箇条書きで回答が来るので人間だと「どこから突っ込んでいくか」迷ってしまう.
人によっては「一度に回答するな」「多数のアドバイスを一度にしないで.覚えられない.」と怒り出す人もいるだろう.
と思って限定して質問したが,
という回答をもらったので,なかなか人間っぽくてこの辺りが話題になるところなのだろうと感心した.
正答と誤答を判断できる場合にのみ使用できる
正解の回答が分かっているが,自分で考えるのが面倒だという時に代わりに回答を作ってもらうのが良いのかもしれない.あくまでも十分に内容を確認して校正する必要はあるのだが.
正解がはっきりしているものの方がよいだろう.
正解が明確でも,質問した人が出てきた回答の正誤を判断が出来ないような場合は利用してはダメだろう.
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