Google アナリティクスが動かない場合の原因の一つ

最終更新日: 公開日: 2022年01月

Google Analytics がサイトによっては一部の人たちのアクセス中に動いていない場合がある.

原因の一つとして考えられるのが DuckDuckGo という拡張機能やブラウザだ.

少し前から気づいてはいたが,BtoB のサイトではそれほど顕著に現れていなかったので静観していた.

しかし,一般消費者向けのサイトだとちょくちょく解析できないことがある.

最近,DuckDuckGo という Chrome 拡張機能やブラウザを使う人が少し増えているようだ.
ちなみに DuckDuckGo というのは検索エンジンでもある,というか,もともとは検索エンジンである,という方が正しいのだろうか.
wikipedia によると「利用者のプライバシーの保護と利用履歴等を記録保存しないことを運営方針としている」そうだ.
それでその延長線上で Chrome 拡張機能や独自ブラウザを作ったようだ.

ということで,少し,DuckDuckGo の動作を調べてみた.

タグマネージャーを DuckDuckGo がブロックしている

現在分かっているのは「タグマネージャーが動かない」こと.
アナリティクスをタグマネージャーを使って埋め込んでいるサイトはアナリティクスが動かない.
タグマネージャーを使わずに直接アナリティクスのタグも埋め込んでみたが,やはりこれも動かない.
どうも,Google は標的になっているようだ.

Google がデータを収集しているのは分かっているが,この拡張機能もサイトでのデータ送信を確認してブロックしているので,プログラムとしてはデータを見ている.ソースを見ないとブロックするような動作は出来ないので当然といえば当然なことだ.
弊社の HTMLアウトラインチェックツールもページの内容は見ている(別のサーバーにデータを送ることはない).見ないと解析できないからだ.

Chrome の拡張機能に入れてみて,弊社のサイトにアクセスしてみると,以下のようになった.
(弊社のこのホームページはこの時はタグマネージャーを使っている.)

つまり,「タグマネージャーブロックしたよ」と言っている.
よくみると,Analytics とか書いてあるが,タグマネージャーごとブロックされている.

コンバージョンを計測しているサイトは要注意

仕方ないので Analytics 単独でタグマネージャーを使わずに直書きでソースに埋め込んでも当然のごとくブロックされる.
つまり,ECサイトなどで購入のコンバージョンを確認している方たちは困る状況になる.

アナリティクスの数字を見て,Google広告の出稿を決めている会社は多いはずだが,DuckDuckGo の利用割合が増えてくるとさらに困った状況になりそうだ.

 

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