スケジュール管理ソフトを入れると営業管理出来ると思っていますか?

最終更新日: 公開日: 2024年09月

名刺管理ソフトに加えて,スケジュール管理ソフトを入れている会社は多いだろう.

それは別に何の問題もないのだが,それで営業が管理出来ている.営業力を上げられると考えていないだろうか?
いや,考えてはいないかもしれないが,なんとなく管理している気になっていないだろうか?

スケジュール表

管理しなければいけないというのは,つまり,「まともに営業出来ていないから管理しないといけない」と思っているのではないだろうか?
現状で管理せずとも,売上が多く,またどんどん右肩上がりに伸びているならば管理する必要はない.

高度経済成長期はそういう会社が多かった名残で管理していない企業が多いのだろう.

「とりあえず,やっておこう」という思想

営業が何やっているかわからないからスケジュール入れさせよう

しかし,不景気と言われ続けて思った通りに売上・利益を上げられなくて,給与も上げられず,困っているということはないだろうか?
営業は普段,売れている時は何も文句言えないが,売れなくなった今,売れないのは営業のせいではないだろうかと営業のせいにして,少しでも「何やっているのか明らかにしてもらおう」というぐらいの理由でスケジュールソフトを導入してはいないだろうか?

営業以外はそもそも営業が何やっているか分からないので文句言いたいけど言えないし,「スケジュールぐらい入れれば真面目に営業するだろう」「スケジュールすら入れていないからどこ行って何しているのか怪しいものだ」と思っていないだろうか.

営業としてもこれだけ客先に訪問しているんだぞと分からせるためにスケジュール入れよう

逆に営業としてもスケジュールさえ入れておけば,やかましいことも言われないから,入力しておこうと思っていないだろうか?
もし,そうだとすると何のためのスケジュールソフトかということになる.

つまり,「売ることよりもスケジュールに入れることが目的になっている.」
そんなことはないだろうか?

そんなことでは全く売上には貢献しないし,スケジュールソフトのクラウドを提供している会社を儲けさせているだけとなる.

スケジュール入れても売り上げは上がらないし,利益も増えない

一体,何のためにスケジュールをいれているのか,社内で確認したほうがよい.
そもそも売り上げを増やしたいなら,やるべきことは他にある.

スケジュール表がカラフルな文字で埋まっていくと訪問やらオンラインミーティングやら,会議やら,充実した「ビジネスライフ」を送っているように思うのかもしれない.

大事なのは訪問履歴やミーティング履歴ではない

しかし,大事なのはその訪問やミーティングは何をするためのものであり,そのためにどのような話をするのか,打ち合わせているだけで何も決まらない会議などやるだけ無駄である.

外見より中身なのである.履歴ではなく,内容が重要なのだ.
しかし,経営者はそう思っていても,サラリーマン気質の従業員は仕事しているように見えれば問題ないと思っている.つまりカラフルであれば「仕事した気」になるので問題ないのである.

システムを入れることに満足していては何も解決しない.
実際に何をしようとして何をしたか,それでうまくいったこと,いかなかったことを振り返って次に生かさねば何も変わらない.
繰り返していうが,システムを入れても何にも変わらない.逆にシステムなどなくても,その辺りの内容がしっかりしていれば利益を上げ,給与を上げることも可能なのだ.

 

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