【WordPress】固定ページと投稿ページの違い・使い分けについて

最終更新日: 公開日: 2024年08月

WordPress でサイトを作る際にページを固定ページで作ればよいか,投稿ページで作ればよいかということは常に付きまとう疑問である.

弊社で考える固定ページと投稿ページの使い分けを紹介することにする.
これは主に備忘録であり,考え方を記憶にとどめておくために書いているので,間違いを指摘していただいたり,もっとよいアイデアがあれば教えていただけたりすると大変ありがたいです.

固定ページと投稿ページの大きな違い

「固定ページと投稿ページの違い」に関して,すでにネットで書かれているページを見ると,カテゴリとタグについて言及しているページが多い.

確かに標準状態では固定ページはカテゴリもタグも使えない.
しかし,functions.php にカテゴリやタグを追加するようにプログラムを書けば使えるようになる.

また,トップページは固定ページしか割り当てられない.
トップページというのは似たページがない唯一のページなので,これが固定ページであるというのは特に問題はない.

なので,本質的に固定ページと投稿ページの区別するときにはこれらのことはあまり考える必要はない.

では,何が一番違うのか.

階層化するときに親のページをどのようにデザインするか

投稿ページの親は投稿ページにはなりえない.これはアーカイブページとなる.
これはどういうことかというと,親ページは自由にユーザーが書き込めないページということになる.

対照的に固定ページの親は固定ページとなる.
つまり,親のページも自由に記述することが可能だ.

親ページが重要かどうか

ページをまとめたものが親ページと言えるが,その親ページがどのようなものになるかを考えることが固定ページと投稿ページを区別する一番わかりやすい考え方となる.

もっと簡単に言うと

  • 親ページを自由に書きたいか = 重要である
  • 自動で書き出されるページにしたいか = あまり重要ではない

となる.

アーカイブページとは

WordPress でいうアーカイブページとはユーザーが自由に編集できず,テーマファイルの中の archive.php によって書き出されるページである.
(※ archive.php は category.php や tag.php や date.php などと名前を変えることによって細分化される.)

どちらにしてもテーマファイルの中にあるファイルなのでプログラムができる人でないと触るのは難しいファイルになる.

いろいろ編集できないと困る」と言われそうだが,アーカイブページの存在理由は「編集したくないページ」なのである.

つまり,ブログで記事をどんどん作って投稿しているときに親のページにいちいちコメント付きでリンクを追加するのは面倒なことなので,自動で親ページを作ってほしい時などはまさにこのアーカイブページで自動で作ってくれることはありがたいことなのである.

つまり,今,作ったページにカテゴリやタグなどを設定すれば,自動でリンクを作ってくれるのが投稿ページということになる.

固定ページとは

固定ページの場合,親ページも自分で作る必要がある.
面倒だなとなるかどうかは親子の関係による.

子ページを作った際に親ページからのリンクが自動で作れられては思ったようなページができない場合は自分で親ページを追加編集するしかない.そのような場合は固定ページを使うのが理にかなっている.

一話完結の話の場合はカテゴリやタグでまとめてもらえれば,それで特に問題はないが,書いた話が他のページとの関連性が濃かったり,別ページの細かい説明を書いたページになっていたりした場合,ただ並べて説明するだけでは関係性が分からなかったりする.
そういう時こそ,固定ページの出番となる.

また,レイアウトに懲りたかったり,分野別に少し違うテンプレートを使いたかったリする場合も固定ページにはテンプレートというものがあるので,ページ毎に違う雰囲気をだすことも簡単である.
もちろん,カテゴリに応じてクラスを変えてスタイルシートでデザインを変えることも可能だが,レイアウトそのものを変えてしまいたい場合は固定ページでテンプレートを使うのが簡単である.

親ページをユーザーが編集したいかどうか

結局,親ページを自由に編集したいか,自動で書き出されるようにしたいかが固定ページを使うか投稿ページを使うかの分かれ目となる.

そのような観点で考えると

固定ページに適しているページ

  • 商品・サービス紹介ページ
  • 会社案内ページ

などとなり,

投稿ページに適しているページ

  • コラム・ブログページ
  • 用語説明ページ

などとなるのではないだろうか,そしてこの分類に当てはまらないページの場合は悩むことになるだろう.

そのような場合は作ったページの親となるページを編集したいかどうかで決定するとよい.

 

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