ホームページで使用する単語
気づいたことを書いておく.
「心に触れるホームページをつくる」でも書いているのだが,ホームページ内で使用する単語は気を付けたほうがよい.
ページには出来るだけ具体的な情報が入っていたほうが閲覧者側からは助かるものだ.
やたらに抽象化されていると,その抽象化がおかしい場合に明後日の方向で論理が進んでいく可能性もあるからだ.
具体的な例が書かれていれば,どのように抽象化して自分のものにするかは閲覧者に委ねられる.
その辺りについて書いてみる.
大量に文章を書いても...
ページ内の文章量は少ないよりは多い方がいい.
ただし,本にも書いたがそのページで書くテーマによる.
あまりにも少ないのはそもそも内容がないので論外であるが,多すぎるときに気を付けるべきなのはテーマが分散していないかということ.
ただし,これもどこまで書いたら分散でどこまでだったら良いのか,主観的なものである.
それを出来るだけ客観的に見るためにはどのような検索単語でのアクセスがあるかを把握することが重要なのである.
そのためには検索単語を増やしていく必要があるが,単語の種類を増やしていくこともさることながら,重要なのは選んでいる単語が間違っていないか?ということなのである.
では,そのような検索している単語が分からない場合,どのように見つければよいのだろうか?
ホームページを書く側は知らない,または重要だとも思っていないので,見つけることは非常に難しい.
第三者に頼るしかないのだが,本にも書いたが,そのようなことも勉強会では様々な企業のホームページを解析しながら,毎回ノウハウとして蓄積している.
その単語は検索しそうか?
「自分で書いたページで使っている単語は検索されそうな単語かどうか」
これが一番重要な要素になる.
具体例を書いたのはよいが,その具体例はメジャーなものかどうか?
例えば,アルティメット・タック・ボール(アルティメットテーザーボール)というスポーツ?で使うスタンガンを売っている会社があったと仮定します.
参考サイト)
【アルティメットテーザーボール】世界最恐のマイナースポーツ現る。
もちろん,「アルティメット・タック・ボール」を知っている人は検索してアクセスしてくるでしょう.
「それだけでいいんだ」という場合はそこで終わりです.
しかし,「アルティメット・タック・ボール」はどういうスポーツなのかを説明したり,どのようにスタンガンを使うのか,を書けばさらに検索している人を捕まえることが出来ます.
ボールをもってゴールに入れるということで,サッカーとラグビーを合わせたような部分もあるようです.
その辺りを書けば,「サッカー 危険」などのような検索でもヒットするようになるでしょう.
「アルティメット・タック・ボール」を抽象化したものが「サッカー」や「ラグビー」ではないですが,少し似たものを入れておけば,それらに興味ある人にも門戸を開くことになります.
具体例は十分に入っているか?
「抽象化した概念の話だけではなく具体的な例はあるか」
物事は具体例だけでなく,それを抽象化した説明があって,初めて「なるほど」と理解できることがあります.
逆に抽象化した説明だけがあり,具体例がないと書いている人や実際の体験者はその主張するところが分かっても,知らない人にとっては想像することが出来ずに「分からない」となることはよくあります.
先ほどの話を例にとると
「アルティメット・タック・ボール」
というスポーツは
「スタンガンを持ちながらバランスボール並みに大きいボールを持って相手のゴールを狙う集団球技」
なようです.
これがいわゆる抽象的な説明ということになるでしょう.
しかし,これだけだとやはりちょっと分かりません.
具体的な説明や動画があって初めてどういう競技かが分かります.
スタンガンを使う理由として
「体格差による有利、不利を無くす為」
と書かれていますが,なるほど確かにそう考えるとこういう競技もあるかとは思います.
このようにこのスポーツの存在理由などが書いてあって初めてどんなスポーツなのかがよく分かるわけです.
そうすると,現在(2020/02/26)
体格差 ラグビー 無くす
で検索すると確かにその説明のある先ほどの参考サイトのページがヒットします.(36位)
具体的な説明を書く理由が分かりましたでしょうか?
もっと詳しく知りたい方は
「心に触れるホームページをつくる」
をご覧ください.
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