MA(マーケティングオートメーション)という横文字に騙されるな!
ここ何年かで急激に聞くようになったこのMA(マーケティングオートメーション)という言葉.
マーケティングオートメーションとは
その名の通り「マーケティングを自動化する」ということらしい.
そんなことが出来るならどこの会社もウハウハである.
現実的にそんな会社は存在しない.
そもそも究極まで突き詰めればわかることである.
本当にそれだけで儲かるツールがあるなら,そのツールを販売するということは「アホの行うこと」である.
そのツールを使って自社だけで儲かっていればいいのだから.
そういう意味でそのまま額面通りに受け取るとその存在自体からして怪しいものだということを踏まえておくべきだと思う.
ではマーケティングを最適化するとは?
弊社はキャッチフレーズとして「マーケティングを最適化する」ということを偉そうに掲げている.
MA を否定しておいて,お前はなんだ?と思われるだろう.
そう,よく見てほしい.
「マーケティングを自動化する」
とは言っていない.
マーケティングを最適化するのはあくまでも販促の腕の見せ所なのである.
そもそも,ウェブで見込み客を集めてきて,その見込み客に優先順位をつけることは 20 年前からやっている当たり前のことだ.
今さら「横文字使うな」である.
リードジェネレーション
リードナーチャリング
リードクオリフィケーション
サーチエンジンオプティマイズ
エントリーフォームオプティマイズ
もう一度言う「横文字使うな!」
カタカナだと意味不明.
まあ,弊社もマーケティングとか連呼しているが,それはこの際置いておきます...
大事なのは使う側の心構え
営業支援システム(SFA)もマーケティングオートメーションも同じだし,ツールと名のつくものは全てそう.
「バカとはさみは使いよう」
「弘法筆を選ばず」
これに尽きる.
どんな道具でも「使える人が使ってこそ」なのである.
- セールスフォースオートメーション
- マーケティングオートメーション
- ファクトリーオートメーション
何でも「オートメーション」つければいいってもんじゃないだろう.
横文字に騙される日本人もいい加減にしてほしい.
しっかり地について自分で咀嚼して自分なりの考えを持ってほしいと思っている.
レクタスでは「ホームページ・マーケティング勉強会」を実施しているが,そこはツールを自由に役に立つように使えるようになろうと実践・研究をしている場なのである.
上達する仕組み
何でも上達しようと思えば,
- 仮説を立て,
- 実践し,
- 結果を考察して,
- 問題点を改善
これを繰り返すしかない.
難しいのは「問題点」を見つけて「仮説を立てる」ところ.
武道では人に見てもらって修正することもよくあるが,その見てもらう人が分かっていないと目も当てられないことになる.どんどん間違った方向に修正されてしまう.
繰り返し言う.
ツールは問題ではない
SFA にしても,MA にしても記録して集計するツールがいくら見栄えが良くても改善すべき問題点に気づけなければ何の意味もない.
弊社のツールは「問題点」に気づきやすいように作っているが,お客様と話をしているとそれでも「問題点に気づく」のは難しいのだということにこちらが気づかされる.
勉強会では私が気づかないところに参加者の方が気づかれたりして「三人寄れば文殊の知恵」というのは本当のことだということを実感している.
弊社はツールを使いこなせる人材を育て,また弊社自身も育てていただき,同時にツールの至らない問題点にも気づかされ,改良を重ねることで参加者の企業にもメリットがあるという非常によい循環が出来つつある.
これは自動化できるプロセスではないのである.
ファクトリーオートメーション(FA) も日々「カイゼン」しているでしょう?
それは自動ではないはずで,そこに知恵を絞っています.
もちろん,「マーケティングオートメーション」と名付けた方も分かっていて付けているのだと思います.
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